命どぅ宝

先日、以前お世話になっていたペットショップから突然電話がありました。

勤務中だったため、後で折り返そうと思ってその時は出ませんでした。

が、その後もずっと10分おきくらいに電話がなります。

さすがに気になってかけなおすとお店の近くで子犬(チワワ・推定5ヶ月)が捨てられている、と。

私は元々動物好きなのと、5年前に保護犬を迎えたのをきっかけに犬猫の保護団体さんでボランティアをしています。

それを知っているお店のスタッフが助けてほしいと電話をかけてきたそうです。

詳しい話を聞くと老いた男性が「もういらないから買わないか?」と「売り」に来たそうです。

断るとお店の裏に置いて行ったらしく、何も知らない近くの工事現場の方がお店の仔じゃないですか?と連れてきたそうです。

警察に届けても動物愛護管理センターに移送されるだけ。

すぐにボランティアをしている団体に連絡しました。

有難い事に代表のNさんは詳しい話も聞かずにすぐに「引き受けるよ!」と即決してくれました。

車にいつもクレートやトイレシート、タオルなど犬に必要な物を揃えているので、仕事が終わって帰宅途中にお店に寄り、引取ってきました。

その後Nさんの自宅兼シェルターへ。

子犬は知らない犬ばかりの知らない場所に連れてこられて緊張していました。

だけど、あと1週間もすれば他のワンコたちと一緒にお庭を駆け回ってみなさんのよく知る「パピー」になるでしょう。

そうなれば今度は譲渡会デビューです。

新しい家族、「ずっとのおうち」探しのお手伝いを人間の私たちがやります。

人間同様同じ命、犬だからと軽視はできません。

ここ沖縄には「命どぅ宝」という素敵な言葉があります。

命こそ宝、という意味です。

命のリレーというと少し大げさに聞こえますが、連絡をくれたペットショップスタッフと即決で引取ることを決めてくれたNさんに感謝です。ありがとうございます。

米軍・海外事業部 沖縄支店 F.K