ハワイ一人旅の2日目はトロリーバスの乗り放題で、
レッドライン、ピンクライン、グリーンラインのうち、
レッドラインと、ピンクラインを選択しました。
http://www.pageturnpro.com/Waikiki-Trolley/29174-Waikiki-Trolley-Map-Guide–Japanese-Edition/index.html#/1
始発のバスに乗るため朝一番、弟に発着所まで連れて行ってもらい、
バスが出発するまでの間、免税店の中をウロウロ。
いかにもお上りさん風の私を見つけた店員さん、
「観光ですか? それなら、是非全部の停留場に降り下さい。
必ず素敵な発見があります!」と声をかけて頂きました。
このトロリーバス、各コースの停留場の何処ででも降りて、
又次のバスの時間に乗れるという実に合理的なもの。
先ずはレッドラインに乗りました。コースの二番目の停留場で降りると
ホノルル動物園が徒歩3分。降りるかどうか迷いましたが
まずはスルーして出たところがアラ・ワイ運河でした。
運河に沿って少し走り橋を渡り反対側に出ます。
ついついワイキキばかりに目が行きがちですが、ホノルルの住宅街です。
クリーニング屋さんやコンビニ、絨毯の専門店や中華料理の素材を売るお店、
ガソリンスタンド、警察署、不動産屋さん、小学校。
平凡な生活がそこにはありました。
イオラニ宮殿、チャイナタウン、ワードウェアハウス、
アラモアナショッピングセンター等のコースです。
カメハメハ大王の像の前で降りて
ワードウェアハウスまで歩いてみようと決めました。
建物の中は裁判所の歴史センターでした。
ぶらりぶらりとワートウェアハウスまで30分程歩く途中、
トロリーバスが横を通り過ぎて行きました。大丈夫です。
一日中何本も通るので次のバスに乗れば良いだけです。
ワードウェアハウスにはウクレレのCDや香水、ワイキキの塩やバンダナ、
ハワイの童話本、様々な品物がありました。
見ているだけで十分に楽しいお店でした。
そこを出て、次は埠頭の方まで歩こうと思ったのですが迷子になると行けないので
無難にバスのコースを行きました。今度はワードセンターです。
高級なアロハシャツやゴルフセット、サンダル、美容院。
アラモアナショッピングセンターに行かなくても十分楽しく
ウィンドゥ・ショッピング出来ました。
あっという間にお昼で、バス停前のファーストフードのお店で
サラダを注文しましたが大盛でサラダだけでお腹がいっぱいになりました。
バスに乗って発着場まで戻り次のバスが出るまで少し時間があったので、
一週目のコースで気になった所まで歩いてみました。
インターナショナル・マーケット・プレイスです。
どの売り子さんもお客様をキャッチするべく活気に溢れていました。
椰子の葉で作ったお皿や、その場で名前を入れてくれる革のキーホルダー。
ハワイの塩で作った化粧品。一番驚いたのが大きなボールを水に浮かべて
子供が中で遊んでいました。窒息しないのかしら?
時間になったので二週目のバスに乗って、今度はイオラニ宮殿で降りました。
道を渡り斜め前にあった美術専門学校に入りました。
日本の版画のような展示があり又又びっくり。
美術専門学校を出て、またプラプラ思いの向くまま歩いて行くと
広い公園に当たりました。
野球場の様に広い敷地の真ん中に噴水があり、
その回りをグリルと南国の植物が囲んでます。
犬を散歩させている人やベンチで本を読んでいる人。
近くに住む方々の憩いの場所のようです。空気が違いました。
そして、この広い敷地にゴミが落ちてませんでした。
私もベンチで一休みすると隣にいた方が話しかけてきました。
隣の人:「どちらから来たの?」
私:「日本です、綺麗な公園ですねぇ。ゴミが全然落ちて無い。
州で管理しているのですか?」
隣の人:「とんでもない、管理の必要がないのですよ。
ハワイの人は自分の住む島が大好きなので、ゴミを落とす人がいないだけですよ。」
これを聞いて目から鱗でした。
当たり前のことを当たり前に実践して自然と共存しているのです。
ホノルルは高層ビルもある都会です。でも島中が花や木々に溢れ、
その自然を住民が大事にしていました。川も埋め立てることなく、自然のままです。
ワイキキの浜にはゴミもたくさん落ちていますが、観光客の仕業です。
それを、拾って処分しているのは島の人達。
理由は、<自分の住む島が好きだから>
今エイトでは早朝に会社の回りを有志が掃除していて
私も出来る限り参加するようにしています。
理由など有りませんでしたが、<エイトが好きだから> にしたいと思いました!!
~つづく~
米軍事業部 係長 Y. M.