オリンピック休暇 その3 <守り神>

最終日は弟のヨットに乗せてもらいました。ウキウキ丸である。

Matsuyama29_01_2
Matsuyama29_02
Matsuyama29_03

ハワイの人達が守り神と称する海は
初めての一人旅の味方をしてくれたのかのよう。

波は穏やかでしたが風があり、帆に受けて進むと結構なスピードでした。
お天気も良く風の力を借りて走るヨットは爽快そのもの。
ロサンジェルスまでなら19日、日本までなら25日くらいで着くと聞きました。

Matsuyama29_04
Matsuyama29_05

午後からは<その1>で触れましたパンチボールに行きました。
ワイキキを一望出来る絶景で軍人の墓地です。

Matsuyama29_06_2

軍人であった父は現在サンフラシスコの妹の嫁ぎ先のお墓に
入れてもらっていますが、父のお墓をここに移そうかどうか、
兄弟姉妹で思案中です。

ハワイならサンフランシスコの妹も日本にいる私と姉も
集まりやすく父のお墓参りをすることが出来るからです。

私はいつも、何か目に見えないものに守られていると感じて今日まで来ました。
それは間違いなくご先祖様と今は亡き父母であると思っています。

守り神と言えば・・・
ハワイに着いた初日、弟が家に着くなりお嫁さんに
「カメラ、カメラ」と言って大急ぎで何処へ写真を撮りに行ってしまったのです。

Matsuyama29_07

何かとお嫁さんに尋ねると、二三日前から♪コケコッコー♪と
朝から元気な鳴き声がしている。どうやら近所で飼い始めたのか、
あるいは山から野生の鶏が迷い込んだのか。

でも、声だけでなかなか姿を現さない、と言うのだ。
そこへ嬉しそうな顔をした弟が戻ってきて、

「撮れたよ!結構綺麗な鳥だよ!」

実は私の干支はウサギ。正反対の干支が自分の守り神で
私は鶏だと友人から聞いたことがある。
着いた日に姿を見せてくれた私の守り神は
弟の家の前を行ったり来たりして遊んでいた。

ところが、その翌日から全く鳴かなくなり、
保健所に連れて行かれたのかなぁ、と噂をしていたのだか、帰る日の朝、
また現れて♪コケコッコー♪と鳴いていた。
やはり私の守り神と改めて思ったのだった。お陰様で、
行きも帰りも無事に旅が出来ました。

今日まで色々な事がありましたが今は毎日健康に、
そして毎日を楽しいと感じて暮らしています。
毎日有り難うと思えることが有ります。

休暇中、留守を守って下さいました皆様、有り難うございます。
オリンピック休暇はあっという間に過ぎてしまいましたが、
この福利厚生に心から感謝します。

白柳社長、有り難うございました。

米軍事業部 係長 Y. M.