5時5分発の始発に乗る日は3時40分頃に起床します。最初のうちは妻が朝飯の支度をしてくれていましたが、あまりに朝が早いためとうとう脱落し、いつしか母の日課となっていました。
齢86の母は基本的に元気ですが、やはり寄る年波には勝てず、ここ数年でめっきり弱ってしまいました。20年前は歩くスピードが私よりも早いくらいでしたが、今や杖なくしては歩けません。背中もずいぶん丸くなってしまいました。朝起きると必ず腰が痛い痛いと言って、しばらく座ったままじっとしています。
そんな母が1日も欠かさず、私の朝食を作ってくれています。メニューはパン(トースト、菓子パン、総菜パンのいずれか)と飲み物、それにサラダです。朝刊も取ってきてくれます。
どういうわけか、出かけるときに飴をくれます。飴を口に含みながら、駅へと歩くのです。
なんで飴なのか、あえて聞きません。聞かなくても、今や私としては飴がないとその日1日のやる気、元気が生まれて来ないので、必需品であると言っても過言ではありません。
お母さん、いつまでも元気でいてください。
毎日、ありがとう。
私は毎朝、お母さんのお陰で気持ちのいい1日のスタートをきっています。
建物総合事業本部 山畑 道憲