9月の連休中に気分転換を兼ねて、日帰りで行ける先を考えてい
ました。
候補地は2つで1つは岡山県倉敷。もう1つは奈良県十津川村~
熊野本宮大社。どちらも車で片道約3時間の道のり。
倉敷の天気予報は快晴で、十津川村は小雨のち曇り。
普通なら倉敷で決定ですが、倉敷は道中の高速道路が必ず混むの
が予想されたので、雨が止むのを信じて十津川村に決定。
結果オーライで、渋滞もなく、昼から雨も止み、曇り空から時折
陽が差すほどで、山道を気持ちよくドライブ。
実は十津川村は関西の秘境で、なかなか行く機会がなく、いつか
は行きたいと思っていた場所。
秘境と呼ばれる割には意外と整備された道路も多く、道の駅があ
るごとに停車し、妻は買い物を堪能。
泊りであれば温泉に浸かりたかったところですが、日帰りなので
温泉は断念して観光名所の谷瀬の吊り橋へ。ここまで約2時間。
長さ約300m高さ54mで、眼下に十津川の清流。
眺めは最高で、なおかつ無料なのがありがたいことです。
吊り橋は双方向で、すれ違う度に左右に大きく揺れてよろけます。
妻は2・3歩進んだだけで断念。
私は何とか1回も手摺に掴まらずに往復。秋の涼しい気温にかか
わらず、渡り切った後は汗びっしょり。体幹と普段使わない足の
筋肉が鍛えられました。
十津川沿いに車を走らせて行くと、上流の川の色があざやかな
エメラルドグリーン。思わず自然の美しさに感動。
それから縦に長い十津川村を延々と走り、最終目的地の熊野本宮
大社に到着。
世界遺産熊野古道の参詣地ですが、新型コロナウィルスの影響で
以前と比べて観光客が減少。
本宮に参拝した後、大鳥居に向かいます。
ここは熊野川・音無川・岩田川の合流点にある「大斎原(おおゆ
のはら)」と呼ばれる中洲で、かつての社があった場所ですが、
明治の大水害で社殿が流され、社殿を今の場所に遷座したとの
こと。
大斎原はパワースポットでも有名な場所で、その中にある石造の
小祠に静かに手を合わせて参拝を終えました。
充実した楽しい一日を過ごせたことに感謝しています。
建物総合事業本部 大阪支店 中本 知邦