新旧交代

今年の母の日、息子が

「お袋、ごめんね、今日じゃなく来週になりそう。注文したから
入荷まで少し日にちがかかるらしい。」と。

なになに…注文するようなプレゼント?!?  何だろう?と楽しみにしていました。

ところが、翌週の20日になっても何も起きない。
内心、ちょっとがっかりして、すっかりプレゼントのことを忘れた翌々日の火曜日。
娘を部屋から呼び出して、おもむろに

「ちょっと下まで降りてきて。」と言うのだ。
『おぉぉ、来たぞ!』と内心浮き足だち、外にでると、
「随分古いのに乗ってたから。」と、そこには銀色に輝く自転車がありました。

私の腰の高さにサドルを合わせて、早速試乗!! 何とも軽いペダル。
然も5速ギア!!

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思えば確かに古い方の赤い自転車はかれこれ10年以上乗っている。
そのまた前に乗っていた自転車は黒で、運の悪いことに何回も盗難に遭ったのだ。
最後に盗難車発見のはがきが届いて受け取りに行った際、
サドルがすごく高くなっていて、これは相当に背の高い人が乗っていたのだろうなぁと
友人に話したら「いかにも女性のって分かるような自転車にした方が
盗難には遭いづらくなるよ。」とアドバイスを頂いたので
赤い自転車に変えたのだった。

車を持っていない私には正に足。どこへ行くにも愛用の赤い自転車です。
長い間には前籠が歪になり交換しました。タイヤも3回パンクしました。
後輪についている鍵も錆びて外れて交換しました。
ライトも切れて交換しましたが、なんとライト交換するとき自転車屋さんに

「ライトをつけ直してまで乗るような自転車じゃないよ。
乗りつぶすような代物だよ。」とまで言われた我が愛車。
私のダイエットにも一役買ってくれた赤い自転車。長い間ありがとう。

そして新しく私の足となってくれるシルバーの自転車。
なにせ息子と娘からのプレゼントだ。大事に乗るよ。これから又長年よろしくね!

子供たちに感謝の10日遅れの母の日でした。

米軍事業部 係長 Y. M.