日本の四季

少し前の話になりますが、「節分の日」に恵方巻を食べました。節分の日に恵方巻を食べるという習慣は、ここ数年で強く作られたイメージだと思います。

もともとは、バレンタイン同様に製菓メーカーが宣伝の一環として行っていた企画だと思いますが、いつのまにか私たちの当たり前になりました。節分の日に恵方巻を食べることは既に毎年習慣化しているので、うまいこと宣伝に乗せられた感覚がないわけではありませんが、良い意味で毎年節分になると、豪華な海鮮の巻きずしを食べられると思うとワクワクするので得した気分になります。

これと同様の感覚でお正月には、おせちを食べて、子供のころはお年玉をもらえて、夏には花火大会があって、秋には、おいしい焼き芋やお団子をたべて、年越しはそばを食べて。。。

季節によって特有のイベントや旬の食べ物があることは、感謝すべきことだと改めて考えました。 数年前に友人とタイへ旅行に行き、タイのプーケットを訪れましたが、プーケットは年間を通して温暖な気候で、しいて言えば、乾季と雨季があるくらいで明白な“季節”は存在しない様でした。ですから、その季節を代表するような“旬”なものも存在しないわけで、日本のように桜が咲き始めたら春が来たと実感する、夏になるとスイカ割をしたくなる気分になる、紅葉になると秋を感じることなどといった感覚を持たないことがとても不思議であると同時に、日本は季節豊かなことで日々の生活にちょっとした楽しみを与えてもらっていることを実感しました。

米軍・海外事業部 T・N