毎年「母の日」には、日頃の感謝を込めて母に贈り物をしてきました。私の母が亡くなってからも、なかなか会うことのできない義母にプレゼントを送っています。今年は、まだまだおしゃれでいてほしいとの思いを込めて「ヘアブラシ」と、お風呂でリラックスした時間を過ごしてほしいとの思いを込めて「入浴剤」を送り、とても喜んでもらえました。
今年はうれしいことに、「母」としての私にもうれしい贈り物が2つありました。1つは、夫が娘と一緒に花屋さんに行き買ってきてくれた、ピンク色の可愛らしいカーネーションです。「このお花、わたしが選んだんだよ」とうれしそうに話してくれました。
もう一つは、家族で公園に行った時のことです。広い原っぱがあるその公園には、タンポポやシロツメクサ、クローバーなど様々な草花が生えていました。かけっこやボール遊びに夢中で遊んでいた娘が突然、「お花取りするね」と言い、黙々と花摘みを始めました。しばらくすると、「これ、結んで」と摘んだお花を差し出してきました。クローバーの茎で結んで渡すと今度は、「はい、これ、ママに母の日のプレゼント!」と言いながら渡してくれたのです。自分の意思で、気持ちを形にして届けてくれたことにうれしくなりました。
毎日の生活の中では時間に追われ、娘にきつい言い方をしてしまうことも多々あるのですが、このようにやさしい気持ちをもって成長してくれていること、そして私を「母親」として成長させてくれていることに感謝の気持ちでいっぱいです。
管理本部 中谷 梢