父が2020.3.31を以って、サラリーマンとしての終止符を打った。
父のサラリーマン人生は、半世紀以上…。
本当に長い間、私たち家族のために働いてくださりありがとうございます。
よほどのことがない限り、会社を休むことなく働いていた父。
こういう父親像がいいかどうかはわかりませんが、私は父を尊敬しています。
そして、そんな父を陰で支えてきた母も尊敬しています。
私が小学生のころ父に「●●ちゃんな、●●ちゃんのおっちゃんが会社を
お休みして、●●ちゃん、遊園地に連れて行ってもらったんやって!だから、
お父さんも会社をお休みして、理絵を遊園地に連れてってぇーやぁー」と
せがんだことがありました。
そんなとき父は「●●ちゃん家は●●ちゃん家やからね。お父さんはお仕事が
あるから、遊園地はお父さんの会社がお休みのときに行こうね。」と優しく却下。
そして納得がいかない私は、何で!何で!何で!攻撃をするも、のれんに腕押し
状態…。
今思えばこういった子供とのやり取りは、仕事以上にしんどかったと思います。
私もこの歳になり、少しは働くということの大変さがわかります。
父がバリバリと働いていたときは、今と違って土曜日の午前中も働かなくては
ならない時代だったため、休日は今よりもっと貴重な時間だったと思いますが、
そんな貴重な休日を子供のために使ってくれた。
ありがとう。お父さん。
これからは、第二の人生を自分の好きなことだけにめいっぱい使ってもらって
今度は私が少しずつ恩返しをしていこうと思っています。
父に感謝。
建物総合事業本部 大阪支店 主任 田中理絵子