沖縄営業所で発行しています、サムライゲート新聞は
毎週金曜日に12,000部を嘉手納基地内で約50カ所、トリイステーション、
キャンプレスター、基地周辺の市町に60カ所ほど無料配布しています。
配布カ所は広告のお客様の店舗が中心ですが、
嘉手納基地にいるアメリカ人や軍雇用員が利用する飲食店にも配布をしています。
その中に嘉手納基地のすぐ横にあるお寿司のお店に
今年から配布するようになりました。
そこのお寿司店はお店の看板が英語で「Delicious倶楽部」と書かれ、
アメリカ人向けのお店とすぐ分かるようになっていました。
寿司シェフの当山様はもともとアメリカ本土で寿司をアメリカ人に出していたので、
アメリカ人が好む寿司を考案していたそうです。
カリフォルニアロールはもちろんですが、ドラゴンロールや、
エビの天ぷらが巻かれ、トッピングにはマヨネーズやスパイシーソースなどなど。
ベジタリアン向けのサラダ巻きにはブロッコリーにレタスなど、
派手なお寿司ばかりで、当山様はアメリカ人が好む内容を熟知しています。
当山様とは毎週配達の際に少しだけ話しをする感じでしたが、
沖縄営業所では私一人で制作・営業していることに驚いたらしく、
後日お店の広告を掲載してみたいというご連絡を頂きました。
その後、広告制作のために打ち合わせに伺ったら、
厨房で忙しくお寿司を作っていましたので、
しばらく話しをしながら待っていました。
ようやくお寿司のテイクアウト用が完成して、広告制作内容の話しを進めました。
その手前には先ほどできた華やかなお寿司が置かれていました。
豪華なイメージのあるお寿司の話しで盛り上がり、
制作内容の話しも終わったころに、
「これを食べて制作のイメージをつかんで」と言われ一瞬「!?」な感じになり、
3、4人前のお寿司を頂くことに感謝いっぱいで
広告制作にかなりプレッシャーも感じましたが、
お寿司をオフィスへ持ち帰りました。が、一人ではあまりにも多かったので、
基地の広報部の兵隊たちにお寿司があるけど食べたい人いますか?
という問いに兵隊たちはお寿司を目の前にテンションは上がり、
「スシ!スシ!」と叫ぶほど喜んで数分で持ってきた寿司は消えてしまいました。
という具合で広告制作も無事完成し、後日サムライゲート新聞に広告掲載しました。
広告の効果はまずまずのようでしたが、広告制作のお礼ということで、
後日、またお寿司を頂きました。今度は兵隊には見せずに一人で持ち帰って
おいしく頂きました。アメリカ人が好んで食べるお寿司は
私もファンになってしまいました。
今後もサムライゲート新聞の大切なお客様になる
「デリシャス倶楽部」の当山様と知り合えて感謝です!
寿司シェフの当山様。カービングも得意でお寿司と一緒に花になった野菜も添えています。
見た目も華やかで、ほとんどのお客様はケータイやカメラに収めてから、召し上がるそうです。
米軍事業部 沖縄営業所所長 神谷 卓哉