元乃隅神社

以前は元乃隅稲成神社という名前でしたが、外国人観光客にもわかりやすいよう改名され、名前が短くなったそうです。日本らしいエピソードですね。

元乃隅神社は海岸沿いに位置し、山口県を訪れるのなら外せない観光スポットのひとつです。

小高い丘から道なりに赤い無数の鳥居が並んでいます。

テレビでは幾度か目にしたこともあるのですが、実際にここを訪れるのは初めてです。

鳥居の中から見える景色はどんな風だろう、ワクワクしながら車を駐車場に停めます。

意気揚々とやってきた神社ですが、ここで残念なお知らせです。参拝中止となっていました。

緊急事態宣言の明けていた頃だけに、まさか参拝中止になっているとは思いませんでした。

あの無数の鳥居をくぐりながら歩くことに意味があるというのに、カスタードクリームを入れ忘れたシュークリームを食わされた気分です。

とはいえ、ここまで来たので鳥居の隣を通って歩きます。

人が通らない元乃隅神社というのは逆に貴重かもしれない。父がそんなことを言っていました。

私もまさしくその通りだと思いました。

人間とは不思議なもので、そう思うと目の前の赤い鳥居がとても魅力的に見えてきます。

この機を逃すまいと、たくさんの写真を撮ります。一通り写真を撮り終えると、次の目的地に向かうことになりました。

最初は参拝中止のお知らせにがっかりしていましたが、こんな状況でも発想を変えれば十分に楽しめることに気づかせてくれた父に、感謝です。

建物総合事業本部 大阪支店 U.M