先日の食料品の買出しで、子供と一緒に果物売り場でメロンについているQRコードを読み込んでみました。
もう昔と言えそうですが、以前は生産者の顔がみえないという声が上がり、作った人の顔写真や農園の紹介POPが生鮮食品売り場に貼られ、野菜や果物を買う際に生産地や作った人の思いに触れることがありました。
今ではPOPもありますが、果物にはQRコードが貼られ、携帯で生産者や産地の情報だけでなく、糖度や食べごろの時期案内まで見ることができます。
メロンが大好きな長男とともに、一番甘いものを探そうと、試しに2個読み取ったところ
それぞれ違う生産者の顔写真や名前などたくさんの情報が載っていました。
肝心の糖度表示も数値が全くちがい、一つは14.2度、もう一つは15.3度でした。
結果が違って面白かったのと、一番甘いメロンが食べたくて、あっちのメロン、こっちのメロンと10個以上のメロンのQRコードを次々読み込んで歩き、あきれた夫が次男を連れて呼びに来るまで長男と一緒に夢中で「一番あまいメロン探し」を楽しませてもらいました。
見つけた「一番あまいメロン」は糖度17.2度でした。
甘いだけあって熟成を待つ必要がなかったので、すぐに切り分けると完熟の甘い香りが漂いました。
あまいメロンの香りに「もう夏が来たんだなぁ」と夏の訪れを感じました。
小さなQRコードでたくさんの情報がわかることも、切って中を見てもいない、味わってもいない食べ物の甘さがわかることも、不思議な感じがして便利な世の中になったものです。
糖度の表示があるので、食べてみたら甘くなくてがっかりということが無いことは大変うれしいです。
毎日の食卓においしいものを届けてくれるすべての人の働きに感謝したいと思います。

建物総合事業本部 北片真紀