『滋賀県長浜を訪ねる』

滋賀県には日本一大きな湖、琵琶湖があります。今や交通網が発達し近畿圏内であればどこも身近な印象がありますが、琵琶湖の西部はなじみ深くても東北部は今まで一度も訪れたことがなかったこともあり、安近短の長浜旅行をしたことがあります。

長浜といえば豊臣秀吉ゆかりの地で、長浜城は秀吉が初めて大名となった城だとか。JR長浜駅にほど近い一角に黒壁スクエアというエリアがあり、ガラス細工のお店がたくさんあります。私が訪れた日は快晴で、心地よいそよ風も吹いて気分爽快でした。ぶらり散策するにはうってつけの日だったように思います。

明治7年に建てられた「開知学校」は3階建てのかわいらしい学校。現在の長浜小学校の前身らしいですが、緑の窓枠に八角塔屋は当時とすればかなりモダンな建物だったのではないでしょうか。

道を挟んだ向かいには「長浜タワービル」。今はあちこち錆がまわって時代を感じさせますが、これも当時としては長浜のランドマークだったのでしょう。

北国街道(遠くは日本海・新潟まで続いている)を北に進むと突然民家の出入り口に大きな恐竜の顔が。ここはフィギュアで有名な「海洋堂」のミュージアムだとか。こんな田舎にあるなんて、ちょっと不思議な感じがします。

さらに進むと商店街。アーケードの屋根部分にしつらえられた伝統芸能のデザインがすごく凝ったものだったので思わず見とれてしまいました。 

休日の1日があっという間に過ぎていきました。歴史ある長浜の伝統文化を大切に保存されている市の観光課に感謝いたします。町全体がレトロないい雰囲気になっていて、旅人を飽きさせない工夫も随所にされているように感じました。

また機会があれば滋賀県長浜市を旅してみたいと思います。

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