私の実家は電車で30分程と、そう遠くない距離にあります。
ですが、年に2回位しか実家に帰ることはありません。
そのうちの1回が母の日です。
昨年はコロナ禍のため実家へ帰る事ができませんでしたが、おととし一ヶ月ほど入院していた母の体調が気になりましたので、今年はどうしようか迷っていました。
そんな中歩いていた仕事帰り、ふと通りかかった花屋に自然と足が止まりました。
可愛い花たちがずらりと並んでいるのを見て、すぐに店員さんへ声をかけていました。
早速翌日、昨日買った花を届けに一人実家へと。
道中、若いパパが幼い子を散歩へ連れ出している微笑ましい光景や、パジャマ姿で自宅の駐車場に座り込み新聞を読んでいるおじさんの姿、庭の花をご自由にお持ち帰りください、と玄関に貼り紙のしてある素敵なお宅の庭を眺めながら、とても穏やかな気持ちで実家へと向かいました。
実家に着くと80才近い母がジャージ姿で登場し、
これからウォーキングへ行くところだったの、と。
年々小さくなっていく母ですが、元気そうで何よりでした。
あまり長くは居られませんでしたが、お互いの近況報告をしたり、母のちょっとした愚痴を聞いてあげ、実家を後にしました。
この日は天気もとても良く、平和な時間を過ごすことができました。
昨日あの花屋を通っていて良かった。
閉店間際に嫌な顔することなく対応してくださった店員さん、本当にありがとうございます。
建物総合事業本部 F.Y