トワイライトエクスプレスの旅!?(その 壱)

先日、トワイライトエクスプレスで北海道に行くことになった。
いきさつは、妻が勤めている会社で、
10年に一度の勤労休暇を取れることになり、
私の遅い夏休みとあわせて計画を立てた。

このトワイライトエクスプレス(EXP)は、
日本中の寝台特急で最高の贅を尽くした車両で、
鉄子(鉄道好きな女子)の中でも一番人気だという。
大阪を昼に出発して翌日の午前中に北海道(札幌)に着く、
約1500kmの北陸路を走る豪華寝台だ。
http://www.jwfsn.com/twilight/index.html

その車両の中でも一番人気がプレミアもののスイートルーム(2室)、
次にロイヤルルーム(8室)、B個室、Bコンバートとなる。
この上位2タイプはトイレ、洗面所、シャワー、テレビなどの装備が付いている、
チョウ~豪華版なのです。
なので、予約を取るのは至難のわざらしい。

これをゲットする為には希望日の1か月前に予約開始で、
「みどりの窓口」に行って申込みをするのだが、
全国から10時に一斉予約が入る為に、
まず最寄りの窓口でその日一番に申込みをしないと話にならない。

予約開始日に私は八王子駅、妻は立川駅に朝5時から並んだ。
それでも立川は2番であったため、豊田駅にすぐ移動し1番で出すことが出来た。
みどりの窓口は駅により開く時間が異なるので時間差攻撃ができるのだ。

と云う訳で、ご先祖様のお力添えもあり、
豊田で申し込んだロイヤルが1室確保できた。(^.^)
まずは、計画の第一段階が完了です!

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次は、新横浜から新大阪までの新幹線を予約して、
札幌でのホテルをネットで物色して予約をする。
現地での行動予定もあれこれ考える。
やはり北海道は広い!行きたい所を考えると、
レンタカーが一番便利で経済的と判断し、
基本料金や乗り捨て料金も加味しながら車を予約した。

観光のメインを日本で一番有名(?)な旭山動物園にしたので、
帰りは旭川空港から飛行機で帰ることとしたが、
羽田着はLCCの空席が無く成田着で妥協した。
もちろん成田から八王子までの成田エクスプレスも予約して、
全てが完了した!!

旅行出発当日
朝、前日に予約したタクシーに乗り、
まずは八王子駅まで行く(日本の経済活性化の為に、贅沢に行動するのだ(笑))。
なにしろ北海道に行くので9月中旬といえども朝夕は冷え込むとのことで、
上着が必要なので荷物も多くなったので助かる。

横浜線には運良く座れ順調に新横浜へ到着。
軽い朝食とアニキの本を売店で買って新幹線に乗る。
指定席なのでこちらも楽ちん、本を読んでいるといつの間にか新大阪に到着です。
そして、ローカル線で一駅、お昼前に大阪駅に到着。

安全(電車の遅れなど)をみて余裕のタイムスケジュールで行動しているため、
トワイライトEXPの出発まで1時間半のゆとりがあった。
なんて、快適で順調な旅なんでしょう~!

お昼を駅ビルで食べる前に、
トワイライトEXPのホームを確認しておこうと思い、
駅構内を歩きだした。

すると、電光掲示板に何か書いてある。
「事故の為、トワイライトEXPは運休!」
「えぇぇぇぇぇ~~~~~!!!!!?????」

なにが起きているのか考えられない!
私も妻も、思考能力が完全に攪乱状態である!(x_x)

みどりの窓口に駆け込み状況を聞く。
「昨日、貨物列車が青函トンネルの北海道側出口に近い所で脱線事故を起こして、
その復旧がまだ終わってないので運休です。」
と云う。
「他の電車で北海道に行けないの?」と問い詰めるが、
「青函トンネルの路線は1本だけで無理です。」と事務的な返事が返ってきた。

「この責任、どうしてくれるの?別の日の切符に振替できないの?」と聞くと、
「払い戻しになります!予約の振替はできません!」と、なんとも感情がない返答だ。
まあ、関西人なら、ここで大さわぎして文句を云うのだろうが、
秩序ある東京人としては、事実を冷静に受け止めることとした。(T_T)

つづく。

建物総合事業本部 副本部長 花村 忠昭