どこの地域にもあると思うが、自分の住んでいる地域にも「隣組」という組織がある。
年に数回、日曜日の朝に清掃活動をしたり、赤い羽根募金や各種募金を行ったり、回覧板をまわしたりする組織だ。
町内一斉清掃のときは、ご近所総出で道端の草や枯れ葉、砂利などを清掃する。
この時は、自分の家の前だけでなく参加した人が全員で、協力し合いながら下水のグレーチングの中の草や泥まできれいにするのだ。
普段は中々、顔を合わせることも少ないご近所さんとも、この日は色々な話しをしながら、手を動かして作業ができるのだ。
以前、ご近所の長老が「こういう機会がないと、普段は話す機会もないからなぁ。災害のような何かあったときに助け合うには、こういう機会に顔を知っていた方がいい。」とおっしゃっていた。
最近では、ご近所も高齢化が進んではいるが、新しく家も建って若い家族も引っ越してきた。先月は、日本人以外の人も引っ越してきた。
避難訓練や清掃には、新しい住民の方も参加してくれるし、古くからの人たちもそれを温かく迎え入れている。
こんなご近所づきあいができることに、本当に感謝している。
管理本部 本部長 豊島弘己