トワイライトエクスプレスの旅!?(最後です)

午後3時過ぎの新幹線で、京都を離れ広島へ向かう。
到着は5時過ぎの予定だ。
車中で今日のホテルを検索し予約をいれる(ほんと便利な世の中だ)。

広島駅に着いて、すぐにお土産を買いあさる。(笑)
京都で買った分と一緒にして、ホテルから宅配便で家に送るためだ。
なんせ、もともとは北海道に行く予定で荷物をまとめたので、
寒さ対策の衣類もあり、観光するには荷物が多すぎるのであった。

広島駅からは路面電車で10分くらいの、平和記念公園近くのホテルに着くと、
早速荷造りをしてフロントに宅配便をお願いした。
次に、近隣の飲食店マップを頂きお勧めを聞いてレッツゴー、
地元の人が集う広島風お好み焼きのお店だ。

地酒と美味しい料理を頂きながら店員さんと話がはずんだ。
今回の「行き当たりバッタリの旅」の話をすると、
「それなら、ぜひ大和ミュージアムにいくと良いよ!」と勧められた。
最近呉市にできたばかりの戦艦大和を主題にした展示館らしい。

翌朝一番に平和記念公園と原爆ドームに歩いていった。

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胸が詰まる思いで、言葉は出ない。
ただお祈りすることしかできなかった・・・

ドームを後にして広島駅から電車1時間くらいで呉市に到着した。
駅を降りて案内看板に従い遊歩道を少し歩くと、
なんと巨大な潜水艦が目に入った!!(マジでかい)

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「これは何!?ハリボテ?」と思い近くの人に聞くと、
なんと本物の潜水艦で、無料で中も見学ができると云う。
ひとまず大和ミュージアムを見てから後で見学することにした。
http://www.yamato-museum.com/
ミュージアムの中は縮小スケールの戦艦大和が中央にあり、
海の特攻隊と云われた人間魚雷の「回天」も展示されている。

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太平洋戦争当時の展示物や説明画像などが沢山あった。
なかでも大和の計画から設計、建造に至るまでを事細かく説明しているブースは、
呉の造船技術が世界でもトップクラスということもあり、
大変興味をそそる内容で多くの方が足を止めていた。
その他にいろんな展示物や資料の他に、
未来に向かっての最先端科学技術の映画などが放映されていたが、
一通り見ていたら一日かかってしまいそうなので、
とりあえず裏のレストランで本場の「海軍カレー」を頂くこととした。

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美味しかったです! (^.^)
(ご存知と思いますが、海軍では毎週金曜日にカレーがでる!
これは曜日感覚が無くならない様にするためだそうです。)

そして、いよいよ潜水艦に向かう。
大和ミュージアムとは道を挟んだ反対側にあり、
海上自衛隊の展示館で「てつのくじら館」と云う建物?だ。
http://www.jmsdf-kure-museum.go.jp/
10年ちょっと前まで現役で潜っていた物を、
大型クレーンで陸に上げて展示したのだそうだ。

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建物(ビルの中)に入ると、海上自衛隊が湾岸戦争の後に放置された、
大量の機雷を掃除(探して爆破させる)する活動の様子や、潜水艦の基本構造、
内部で生活するための様子、食事のメニューまでもが展示されていた

そしてビルの2階からは潜水艦内との間に桟橋(廊下)が接続されていて、
まるで飛行機に乗り込むような感じで艦内の中心部に入れるのだ。
わくわくしながら艦内に入ると、想像どおり狭い。
鉄の足場みたいな廊下を歩くと艦底に魚雷が見え、
さらに進むと狭い指令室にたどり着いた。
中央には潜望鏡が2本、左には操縦席が2座席あり、
これらは実際に覗いたり触ったりすることができるので、
私はチョッチ興奮状態でいじりまわした。(笑)

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最初の建物内もそうだが、艦内には潜水艦に乗っていた
自衛隊のOBの方々が各所にいて、
展示物についての説明や、いろんな質問などに親切丁寧に話をしてくれる。
ただし、「何日ぐらい潜っていられるの?」とか「魚雷って何本搭載しているの?」
などの質問には「それらは軍事秘密で答えられません!」
と笑いながら云われたのだ。(笑)

そんな感じで見学を終えると、そろそろ帰る時間になってしまった。
本当は、あと2時間くらい大和ミュージアムで見学したいのだが、
そうも云ってられないので、呉駅に戻り広島より新幹線で岐路に着くこととした。

今回の旅は、全てが行き当たりバッタリになってしまったが、
一般のツアーでは絶対に体験できない事ばかりで大満足。(^.^)

留守を守って下さった皆さん、旅先でお会いできた方々、ご先祖様、
そして妻に感謝!!

おしまい。

建物総合事業本部 副本部長 花村 忠昭