弊社の平岡倉庫の改修工事を行うとのことで、少し前にコンクリートの打設現場を見学させていただきました。コンクリートの打設は下地処理に始まりいくつかの工程があり、温度や湿度によってモルタルと水の混合比率・時間、硬化までの乾燥時間を調整したり、打設時の平坦度等考慮すべきポイントが多くある様です。このようなポイントを抑えた上で計画通りに行ったとしても必ずしも上手くいくとは限らず、例えば計算式に基づいて作った生コンクリートでも水分量が少なく硬すぎてしまったり、基準となる室内温度を保っていたとしても施工する床部分の表面温度が低すぎるがためになかなか生コンクリートが硬化しない等問題が発生することがあるそうです。このような問題に直面した際、今まで培った経験から知恵を絞って対処するようですが、この対応力は何年も培った経験があるからこその職人技だと思いました。
平岡倉庫全体の改修工事が完了した後、お客様をお招きし、セミナー等を開催する機会があるとのことで、今回打設した入り口部分は、黒色をベースとし、シルバーの骨材を散布した高級感のある作りになりました。お忙しい中、わざわざこのような見学の機会を設けていただき大変感謝しております。
米軍・海外事業部 主任 N.T