昨年の暮れ風邪をひいて珍しくなかなか治らず
いつもなら薬も飲まずに治っていたのが、
歳のせいか薬を飲んでも良くならなくて、
かかりつけの医院に薬を貰いにいって、その時に初めて真実を知りました、
癌の話をしていた時突然先生が
{もう30年以上経つので言ってもいいでしょう、あなたも癌だったんですよ}
一瞬思考が止まりました、
確かに昔胃の手術はしましたが、胃潰瘍と聞かされていました、
その時にこのままほっておくと癌になりますよと言われたのは覚えていますが、
まさか本当に癌だったなんて、夫にも確かめてみましたら白状しました、
先生に口止めしておいたのにしょうがないな、なんて言っていました、
妹にも確かめてみましたら、兄弟皆知ってたよ、ですって。
知らないのは本人だけでした、
30年以上も黙っているのも大変だったでしょうね、
今思うと知らなくて良かったな、
胃の調子が悪い時に(1年に何度かありますので)一喜一憂していた事でしょう、
胃が少し痛んでも能天気に大田胃散なんか飲んで過ごしていましたし、
知らぬが仏ですよね、
思い返せば退院してきてから何年かは年に一度は
内視鏡検査を受けさせられました、
今でこそ2.3年検査を受けていませんし、今回も胃の薬を貰って
{痛みが取れなかったら検査しましょうか、電話で予約出来ますから}
で済んでしまいました、知った今はこんなんで
本当に良いのかなと思ってしまう自分が居てちょっと慌てています、
お陰様で転移も再発もなく今まで生きてこられて感謝です、
そして東京女子医大を紹介してくださった、吉村先生、執刀して下さった先生
(ごめんなさいお名前忘れました、でも医大で癌手術の権威だった事を聞いていました)ながい間騙してくれた夫、兄弟姉妹有難うございました、
そして何よりも今まで、これからも見守って下さる神様に感謝
(そんなに良いことしてませんけど・・)。
取締役 管理本部本部長 平澤 優美