よく晴れた日の土曜日のことでした。
家を出た瞬間、地域一帯に響き渡るくらいの大きな音で軽快な音楽が聞こえてきました。
何だろう、どこからだろうと一瞬考えたのですが、そのあとに聞こえてきたピストルの発砲音で、すべてが分かりました。
家から徒歩5分圏内に中学校があるのですが、どうやらそこで運動会が行われていたようなのです。
何を喋っているのかは聞き取れませんでしたが、ピストルの音から何かしらの競争だろうことは理解できました。
そこは私の母校でした。
特に引っ越しなどもなかったので、しっかり3年間を過ごした思い出の場所です。
その日は電車に乗るため最寄りの駅まで歩いていたのですが、ルートは途中まで当時の通学路と同じ。
足取りは重かったり軽かったり、3年間色々な思いで通り抜けた道だということをふと思うと、いつもの道なのに何とも懐かしい気持ちになりました。
中学校に通っていたのも、思えばもう10年以上前です。
中学生くらいの人を見ると「若いな」と思えるくらいには、年月が経っているのを実感します。
何はともあれ、よく晴れた日で良かったです。
ノスタルジックな気持ちにさせてくれた、偶然に感謝です。
管理本部 曽我亮介