伐採されていました。切り株を残して。
いつもの散策コースの「都立小宮公園」、いつも気にかけていた小宮公園のはずれ、ひよどり山の丘の上にある一本の木、ご近所の話として、ひと昔前、高遠から移植されたこの木「ソメイヨシノ」は7年くらい前の写真で堂々と美しくさき薫っている姿が残っています。
私も毎年、けなげに先香る一本のこの桜の木を写真におさめていました。
幹から裂け、枝の一部が地面に這っている状況でしたが、毎年花を咲かせていました。
その桜が、伐採されていました。
切り株だけを目にしました。
それでも、可憐な花を咲かせていた姿は、目に焼き付いています。
散策のたびに、そこに、けなげな姿を見ています。
切り株も。
不動産事業部 松本浩