京都へおさんぽ

先日の日曜日、天気が良かったのでワンちゃんのお散歩に行こうと考え、京都まで散歩をしに行く事になり、行ってきました。

先ず行先の条件として、犬が散歩可能かどうか、中学生の娘が希望する楽しいスポットがあったり、美味しいものがあったり、食べ歩きができるスポット、大人も楽しめるスポットなど、厳しめの条件で模索した結果が京都となりました。

他にも神戸や和歌山などと候補が出ましたが、京都は私が育った場所で土地勘があるため行きやすい事と、子供にも京都の事を知ってもらいたい事もあり、決定しました。

場所は、蹴上インクラインという場所から銀閣寺にかけてのルートです。

ここは、昔京都に琵琶湖の水を流すための国家的大プロジェクトだった「琵琶湖疎水」という史跡関係の一つになります。

詳しい事は割愛しますが、琵琶湖から京都へ水を流し、水力発電を行ったり、疎水の水を使用した舟運が行われたりしていた場所で、その舟を移動させる為に作られた線路が蹴上インクラインで、春の時期は、桜と線路のコラボレーションが映えるため沢山の人が訪れる観光スポットです。

今回は、蹴上インクライン ~ 南禅寺 ~ 哲学の道 ~ 銀閣寺 というルートでのお散歩です。

良い天気で観光日和だった為、多くの観光客の方達がいました。

その中でも外国人の観光客が多く、コロナ禍前の日常を取り戻してきているなぁと実感しました。

蹴上インクラインは現在跡地になっているので、見て写真を撮り終えると、ほんの数分で終わりです。

私個人からすると資料館にいってじっくり見てみたかったのですが、今回はお散歩目的だったので、仕方なく次に進みました。

そこから南禅寺を横目に琵琶湖疎水の有名な建造物を軽く散策し、「哲学の道」という京都では有名な散策路に行きました。

ここは昔の哲学者が、この道を好んで散策しながら思想にふけっていたという道で、琵琶湖疎水に平行しており、6月にはホタルも見られる中々風情のある散策路です。

中学生の娘は、あんまり興味がなかったようですが、ながながと続く道を一緒に歩いてくれました。

なかには面白そうなお店や、由緒あるお寺などもあり大人がゆっくりと散策するには絶好の場所ともいえると思います。

また、平行して流れている川(琵琶湖疎水)の上に、別の水路の橋が交差しているなど、珍しい光景も見られました。

傍にいた地元の方曰く、琵琶湖からの水と山からの水が交わらないようにする為にしているとの事です。

お昼も過ぎて小腹も減ってきたころに、ようやく銀閣寺周辺の食べ歩きできるスポットに到着しました。

銀閣寺入口までの数百メートルですが、観光気が味わえ、美味しそうな物が並び、ようやく娘のテンションも上がってくれました。

何を食べようか吟味しながら歩き、銀閣寺入口手前のお店で、グリーンティーとシュークリームを頂き、その後、近くのイタリア料理店のテラスで昼食を取り、散歩は終了となりました。

ただ、ひたすらずっと進んできたので、車に戻るにはまた同じ道のり約3 kmを歩かないといけないのですが、もうお腹一杯になったので戻る気力はありません。

そこで私だけバスに乗って車が置いているところまで戻り、迎えに行くという形をとった、なかなか風変りなお散歩になりました。

観光気分も味わえ、家族でゆっくりと散策できた半日に感謝し、また同じようにどこかにお散歩しに行く計画を立てたいと思います。

建物総合事業本部 大阪支店 兵庫営業所 木村 徹