Dr. K.

私は2ヶ月に1回かかりつけのお医者様の所に
定期検診に通い出してかれこれ10年ほどになります。
ここは集合医院で、内科や眼科、整形外科、産婦人科などが
一緒に入っているクリニックなので、
それぞれ院長の紹介が入り口に提示されています。

私のかかりつけの先生は、

『医療の基本は癒しと愛情。~~~』

です。

今はインフルエンザが流行っているせいか、
はたまた、花粉症なのか、待合室には熱っぽい顔に
マスクをした人達が大勢順番を待っています。

あるご婦人が受付で風邪と告げると
順番待ちの間に体温を計るように言われ、
5分ほどして体温計を回収に来た看護婦さんが、

「大丈夫ですか?」

というと、そのご婦人は

「はい、大丈夫です。」

と応えました。
ここまではどこの病院にもある風景ですよね。
でもここから先が違うのです。
看護婦さんは体温計を置きに行って、膝掛けを手に戻ってきて、
ぐったりしているそのご婦人に掛けてあげるのです。
これは院長のポリシーを看護婦さんが
実践しているのだと思いました。

ある日、風邪をひき、もうろうとする意識で
やっとの思い病院にたどりつき
待合室で順番待ちしていました。
普段あまり高熱の出ない私なのですが、体温計は39.5度。
本当に辛く、待合室の長椅子でネコのように丸くなって
コートにくるまってゲンナリ熱にうなされていました。
同じように

「大丈夫ですか?」

と聞かれ

「はい、大丈夫です。」

と応えたのですが、戻ってきた看護婦さんから、

『お熱を先生にお伝えしたら、中のベッドで横にさせるように。
と先生から言われました。どうぞご遠慮なく中に通って下さい。』

と言われたのです。

そんな~、Unbelievable!
もちろん、何度かは遠慮したのですが、
本当に熱が辛くて、甘えさせてもらうことにしました。
暫くして遠い意識のなかで看護婦さんの声が聞こえました。

「先生、次は松山さんの番ですが、どうしますか?」

すると先生が、

「もう少し寝かせておいてあげましょう。」

と言われたのです。
私は大勢いる患者の中の一人でしかありませんが、
まるで家族のように接して頂いたことが
大変嬉しく感謝する思いで一杯でした。

何よりも、看板に掲げるだけではなく、
実践している先生は、立派だと思います。
今後は健康に重々留意して、もう二度とあのように
ご迷惑をおかけしないようにと思います。

米軍事業部 係長 Y. M.

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