少し前の話ですが、バイクで和歌山・三重県の“岩”をめぐってきました。
ご存じの方も多いかもしれませんが、紀伊半島は、巨岩・奇岩の宝庫。
バイク乗りである私は、当然、西日本有数のツーリングスポット・紀伊半島には何度も足(タイヤ?)を運んでいますが、三重県なら伊勢湾をのぞむスカイライン、和歌山県なら太平洋に面したリアス式海岸沿いのワインディングロード……といった具合に、せっかく訪問しても、道しか見ていないことが多い(笑)。
そこで、今回はきちんと観光を楽しもうということで、有名な岩の数々をめぐってみました。
まずは三重県熊野市にある、「花窟神社」のご神体。
高さ約45m、ふもとの洞窟は、国生みの母神・イザナミノミコトの御陵(墓所)と伝えられています。
次に、海沿いの国道42号をひた走り、和歌山県串本エリアに到達。「橋杭岩」が見えてきます。
約850mにわたって、海中からそそり立つ無数の石柱……。紀伊半島屈指の観光スポットですが、近くを走ったことは何度もあるのに、きちんと見物したのはこれが初めてかも……。
今度は串本エリアを山側、古座川沿いに内陸方向へと進み、「古座の一枚岩」へ。
高さ約100m、幅約500m、一枚の屏風のような巨岩は、まさに圧巻の一言です。
最後は、海水浴やサーフィンのメッカ・南紀白浜の名勝「三段壁」。
波で穿たれた洞窟には、源平合戦で活躍した、かの「熊野水軍」が舟を隠したという伝説が残っています。
巨岩の生成には、100万年単位の膨大な時間を要するとか。見た目の大きさはもちろんですが、時間的なスケールにも圧倒されます。自然、もしくは地球そのものへの尊崇の念を、素直に思い起こさせてくれる、巨岩・奇岩に感謝です。
建物総合事業本部 大阪支店 S.M