人の出会いというものは、いつも不思議だと感じます。人が人を繋ぎ
大切な出会いがそこから生まれ、未来に向かっては、素晴らしい
人間関係が出来、過去には、宝物になってかけがいのない
思い出が刻まれます。
当社では米軍基地の仕事を行いさせて頂いておりますが、
その中でも横田基地では約150名の従業員の方々に
業務に当たって頂いており、若い方では熱血的な20歳の方から
人生経験が豊富な熟練の70歳の方まで様々な方々に
勤めております。今回は、その中の横田基地で働いて頂いている
方の特技がもたらした素晴らしい出会いに感謝をしたいと思います。
先日、私が15年位前からお世話になっている第5空軍司令部に
務めるMさんから電話があり、
「エイトさんのスタッフを1時間ほどお借りしたいのですが?」
という電話でありました。私は誰のことかも分からずに戸惑っていると、
Mさんは、「エイトさんのスタッフのIさん、Kさんですよ」とすかさず答え、
私は緊急の様だと感じすぐに快く返答をしました。
(内容に関しては公務になる為に控えさせていただきます。)
その事により15分後には第5空軍司令官の自宅に呼ばれ
お逢いする事になりました。太平洋空軍には4つの空軍
(Numbered Air
Force)が配置されておりますが、その中の第5空軍は、
最も多くの航空機と人員がいて16,000人以上の人員と140に及ぶ
戦闘部隊、支援航空機が
所属しており、
日本では横田基地、三沢基地、嘉手納基地を拠点とし、
2008年2月に着任し、指揮を行っているそうである。
私は連絡の後、当社スタッフ2名と一緒に司令官のご自宅へ
向かう事となりました。自宅前には司令官と奥様がお待ちしており、
厚い握手を交わさせて頂きました。
私自身、20年近く各米軍と交流をさせて頂いているが、
司令官とお話させていただくのは、なかなかある事ではありません。
そばにいて、実感したことは公務が予想以上に多忙という事、
また司令官のそばには、常に何人かのスタッフがおり、
絶えず協議しています。そして何よりも人に対してものすごく気を
使っていらっしゃるという事が今でも印象に残ります。
私のボスも人に対しての気の使いようは、相当なものですが
ライス司令官も同様でありました。仕事先でも色々な職種の社長に
お会いさせて頂きますが、人の上に立つ人は、公人でなくては
いけないのだな、とつくづく考えさせられます。
また奥様も日本の歴史を理解しようと努力されている姿をみると、
この奥様だからまた司令官の激務を遂行出来ている事も
理解させられました。
スタッフのお陰でお逢い出来た事で色々なことを勉強させて
いただきました。司令官の任期はだいたい2年間ですが、
ライス司令官には長い間日本にいて頂きと思うと同時に
また逢える日を楽しみにしています。
また、日頃から当社スタッフへ温かい眼差しで見守って
いただいている事に感謝します。
こうした貴重な出会いができたことは、横田基地で働いて
頂いているスタッフの皆様方のおかげです。
私自身、皆様の顔と名前、日頃の業務内容は理解している
つもりでしたが、各々それぞれに仕事以外にも素敵な面や
特技をお持ちしている事に感激しました。
スタッフの中にはまだまだ私自身の知らない素晴らしい知識や
技術をお持ちの方々がたくさんいらっしゃると思います。
今後はなるべく一人でも多くのスタッフの方々とお会いし、
お話をさせて頂きたいと思います。
専務取締役 門倉 裕