弊社の福利厚生には4年に1回の特別休暇があります。
名付けて「オリンピック休暇」と云い、最長で10日間の休みが頂けるのです。
この制度ができて初めて私に機会が巡って来ましたので、
皆さんに負担が掛かることを承知でお休みを頂きました。
まずは、建築士事務所協会 八王子支部の研修旅行に行ってきました。
早朝、東京駅に集合!で、いきなりビックリ!!
今回乗る東北新幹線が、青森行の「はやて」(手前の緑)と、
秋田行きの「こまち」(奥の赤)が連結されてホームに入ってきました!
新幹線が連結しているなんてビックリです!!
聞いたところ、盛岡駅で切り離されて、それぞれの目的地に向かうのだと。
私達は秋田へ行くので「こまち」に乗り込む。
と、座席は横に2列2列で計4列と一般の新幹線より幅が狭く、
「ミニ新幹線」と呼ばれる訳がわかりました。
出発しても驚きがありました。
盛岡までは時速280kmくらいで快適に走行していたのですが、
連結を外して「こまち」単独で秋田に向かう路線が、
一般の市街地などを走るのです。
線路は単線、途中に踏み切りもあり、民家の横を普通に走る。
もちろん高速運転はしていません。
所々県道と並行して走ると、新幹線なのに普通の車と並走しているんです!!
げっ! 100km/hも出てない!?と思うくらい遅いんです。
挙句の果てに、秋田駅の少し手前の駅からは「スイッチバック」と云い、
進行方向が逆になり、後ろ向きに走るのにはみんなビックリ!!
「う~気持ち悪い」などで、慌てて座席を回転させて難を逃れた人もいた次第です。
後で調べたら、無理やり作った新幹線計画だったらしいので、問題が山積みだそうです。
そんな騒ぎの中、無事に秋田駅に到着。
まずは「秋田県立美術館」にて研修です。
ここでは展示物もさることながら、建物の構造や設計などが研修の対象です。
1階エントランスにある「螺旋階段」は支柱などを使わずに自立している物で、
設計士にとっては斬新なデザインとなっております。
どこにでもありそうですが、違和感ともいえる不思議な感じがしました。
次に向かったのは男鹿水族館「GAO」(ガオ)です。
(名前の縁は「男鹿」(オガ)を反対にしただけだそうです・笑 )
まずはチョ~大型水槽にビックリです!
2m近いサメやエイがゆったりと泳いでおり、観ている人たちを釘づけにしていました。
他にも、日本の淡水魚やアマゾンの魚、特殊な魚などが飼育されており、
日本でもトップクラスの水族館だと感じられる内容です。
ペンギンやアザラシなども元気に気持ちよく過ごしていて、
ホッキョクグマも普通の動物園で観るのとは違い、活き活きと遊んでおり、
ここで生まれた子グマも親と一緒に暮らしてます。
一日中観ていても飽きないくらい充実した水族館ですが、
ツアーでの団体行動なので駆け足で見学して1時間ほどでお別れです。
みんなが揃ったところでバスに乗り込み、
今夜のホテル青森県の「不老不死温泉」に向けて出発です!
青森編に続く・・・
建物総合事業本部 副本部長 花村 忠昭