舐めるように走りたい! 全国各地の絶景ロード

旅行の目的は、人それぞれだと思います。

私の場合、バイク乗りということもあって、やはり「道」が大きなポイントとなります。

「この道を走りたい!」との思いが、旅の大きなモチベーションに。当然、景色が良いことはマストです。ということで、最近走った魅力的な道をピックアップしました。

まずは「四国カルスト」の“天空の道”。

四国カルストは、言わずと知れた日本三大カルストの一つ。標高1000~1500mの台地に、東西25㎞にわたって伸びるのが、愛媛・高知県道383号。視界360°全方向に広がる草原に、白い石灰岩が浮かぶさまは、まさに絶景。訪問時は曇天でしたが、それでもなお美しい……。

ただ、いくら25㎞続く道でも、車やバイクだとワリとすぐに完走してしまいます(苦笑)。四国カルストを満喫するには、点在する駐車場のいずれかに車・バイクを停めて、徒歩で散策するのがオススメ。

お次は群馬県の「嬬恋パノラマライン」。

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同県最西端に位置する高原地帯を走る広域農道で、眼前にはレタス畑が広がり、遠くに浅間山を望みます。私が一番好きな道で、正直、何度走ったか覚えていません。

そして、地元近畿では、国道42号が外せないでしょう。

紀伊半島をぐるり。三重県の志摩のあたりから、和歌山県の潮岬を経て、和歌山市内へ至る道ですが、入り組んだ岬を走ったかと思えば、海沿いにそびえる山々のワインディングロードに突入。一転、白い砂浜が続く海岸線……といったように、様々な姿を見せてくれます。

写真は三重と和歌山の県境付近ですが、青い太平洋が遮るものなく広がっていました。

ラストは、熊本県の「阿蘇パノラマライン」。

阿蘇カルデラの中央にある阿蘇五岳へと続く山岳道路で、ドライブルートとして、九州随一の人気を誇ると言っても過言ではないでしょう。

巨大なカルデラの中に立つ山稜の威容、草原の風にたなびく様は見事ですが、訪れたのは3月。緑萌ゆるとは言い難い時期で、風景が全体的に土色だったのが、ちょっと残念(苦笑)。

このように、素敵な道を走ることができるのも、それを整備する方々の存在があってこそ。その尽力に感謝しつつ、今後も「道」を堪能したいと思います。

                           建物総合事業本部 大阪支店 志方 正紀