試合後の『ありがとう』

決勝戦は女子サッカー界最強のアメリカでしたが、2-2の同点からのPK戦で見事勝利し、幕を閉じました。

そのPK戦の後、なでしこジャパンのメンバーほぼ全員が最後に決めたキッカーとキーパーの所に駆け寄る中、宮間選手が一人、アメリカの選手の所に向かい、『ありがとう』と声を掛けるシーンがありました。

女子とは言え、ワールドカップ優勝の快挙という事で、画像映像はほとんど残っておりませんが、知る人ぞ知る

裏話となっております。

ここでまた次男の話になるのですが、次男は本当に人当たりがよく、どこで学んだのか幼い頃から相手の気持ちを考えながらコミュニケーションを図っており、本当に周りの人たちに恵まれた環境におります。

そんな次男は試合後、勝敗に関係なく対戦相手の所に行き必ずと言っていいほど『ありがとうと』を言い、相手選手をリスペクトする言葉を伝えております。

今の時代、少年サッカー人口は非常に多くなっており、中には元気が有り余ってしまっているような子や、やんちゃで勝気な子もいます。そんな難しそうな子が相手でも必ず挨拶とお礼に行く次男には、他チームにも見知った仲の子がたくさんいます。もちろん全ての子が受け入れてくれる訳ではないですが、大きな大会の会場に行くとよく他チームの選手と挨拶を交わす姿を目にします。本当にどこで学んだのだか。

最初に書いた、試合直後で本来仲間達との喜びあいたい所で敢えて相手選手に敬意を払う宮間選手と並べて書くなんておこがましい限りですが、やはり人に対してリスペクトし、感謝の気持ちを持って接する事の大切さを、小学生の息子の行動から学ばせてもらう事になるとは思いもよりませんでした。

息子から学んだ感謝を伝える行動を真似て、息子と共に人として成長していきたいと思っております。

建物総合事業本部  T・K