以前の職場で交流のあった友人から連絡があり、久しぶりに食事にいくことになりました。
その友人とは以前の職場の取引先の人で、特に頻繁に職場で顔を合わせることはなかったのですが、ちょっとした仕事の用事で話をしたところ、仕事の価値観というか、モノづくりの考え方で意気投合し、食事などをする仲になった人です。
その方のお薦めで、大阪の北摂にある、町の中華屋さんにいくことになりました。
外観も店内も、お世辞にも綺麗とは言えないつくりで、店の人も店長一人という少し寂しい感じがしましたが、醸し出す雰囲気はとても良かったです。
友人はその店の常連のようで、一人でよく訪れているらしく、店長ともすごく親しげに話をしており、メニューを注文する際も、「こんな感じのできます?」みたいな頼み方で注文していました。
店長も、「じゃあ、今日は鶏があるから、こういうのにしますねー」という感じでササっと料理に取り掛かる、何とも味のある雰囲気でした。
出てきた料理は、どれも美味しくて、色々話を聞いていると、店長はもともと大阪の有名ホテルの中にある中華料理店で料理長をやっていた人だったのです。
そんな人がやっていた中華屋さんなので、どの料理も美味しいのは納得でした。
中でも友人のお薦めなのが、「麻婆豆腐」です。
これも食するタイミングがあるらしく、そのタイミングに合わせて注文をしていました。
出てきた麻婆豆腐は、見るからに普通の麻婆豆腐ではなく、本格的な色でグツグツと熱そうでしたが、匂いからでも美味しいのがわかる感じでした。
アツアツなのを注意しながら口にすると、やはり間違いなく美味しかったです。
辛さも痺れもあり、辛い物好きな人にはたまらないくらいの味でした。
このような町の中華屋さんで本格的な食事ができるとは思っていなかったので、びっくりと同時に、このお店に連れて行ってくれた友人に感謝です。
今度は家族を連れて、来てみたいなと思いました。
建物総合事業本部 木村 徹