先日、昼下がりに近所を散歩がてら買い物に出かけて歩いていると、小さな神社の入り口の石囲いの上に黒猫がたたずんでいました。見た感じはそんなに身体が汚れているわけでもなく、どこかの飼い猫かなという気はしたのですが野良ならかわいそうだなと。
猫が好きな私がゆっくり近づいていくとサッと走りさります。こちらがその場を離れると
また姿を現して私の後をついてきます。そしてまた私が近づいていくと去っていき、その後またまた私の後をついてきます。何度もお互い同じ行動をしているうちにとある民家の窓に入っていきました。この黒猫はここで飼われているのだなと安心しました。
私が幼いころに父親が黒猫を家で飼っていました。決して家猫ではなく外を自由に徘徊してそのうち家に帰ってくるという自由きままな黒猫でした。たまにお土産に昆虫や小動物を捕獲して持って帰ってくることもしばしばありました。
それを父親が気持ち悪いといいながら処理していたのを思い出します。父親いわく、「これは野生の本能だから仕方がないよ」と半ばあきらめと苦笑しながら片づけしていたのを思い出します。
小さいころに父親に生き物を大事にしないといけないとうことはよく教わったと実感しています。もちろんいまでもその気持ちはずっと持ち続けています。
今回見知らぬ黒猫と遭遇して、人として大事なことを子供のころにしっかり父親が教えてくれていたことに感謝しています。
建物総合事業本部 大阪支店 M.M