先日、オリンピック休暇を取得させていただきました。有意義な休暇を過ごしたいと思い、学生時代の友人に声をかけました。友人とは学生時代、毎日顔を合わせる仲でしたが、そのせいか二人で旅行したのは一度きりでした。それももう10年以上前のことだったので、今回の旅行は卒業して以来ということで勝手に「卒業記念旅行」と称し、着々と準備を進めてきました。卒業してからはや十数年経ちますが、変わらずこのように一緒に過ごすことができることにとても感謝しています。友人は少し離れたところに住んでいるので、日頃からビデオ通話なのでお互いの近況を話すこともありましたが、画面越しに見るのと実際に会って話すのとは大違いでした。コロナ下を経験したからこそ、対面して会えることがどれだけ貴重なことか改めて実感しました。
お互いの中間地点で落ち合い、旅行する予定でしたが、久しぶりに会って話したのが思いの外楽しすぎて、結果おこもりステイを満喫しました。旅行に行くといつもその先々でしか経験できないことを出来るだけ多く成し遂げたいと欲にかられるのですが、そういう欲からも開放され、心に余裕をもたせながら思うままに過ごすのも案外良いなと思えた旅でした。毎日友人と一緒に過ごす中で懐かしい思い出に浸ったり、デジャブを体験したように思えることもありました。日常から離れ、ゆっくり過ごせたことでなんだかパワーがみなぎった気がします。今のところ友人とは住む場所が近くなることはなさそうですが、また近い将来今回のようにお互いの中間地点で落ち合い、気ままに旅行という名の素敵な休暇を過ごせれば良いなと思っています。
米軍・海外事業部 N.T
