エイト社員ブログ「日光サーキット 2時間耐久レース【 Two Beat 25 】 ①」

第1話 プロローグ

昨年末、昔から所属しているバイクチームの忘年会に出席した。
私が現役でレースを走っていたのは今から25年前までで、
このところの10年はバイクすらまったく乗っていない。
そんな私だが、当時の仲間や後輩などが
いつもイベントには声を掛けてくれる。誠にありがたい。

我がチームの忘年会は、いつも盛り上がる!
「やれ、今年は誰が何回転んだ・・・」とか、
「誰が一番早い? いや、俺が一番だ!!」
など、好き勝手な討論が飛び交うのだ。

そんななかで、何人かが日光サーッキトのレースに夢中で、
とても面白いと盛り上がってきて、私に火の粉が飛んできた!! 

Image1

(日光サーキット 1周 1.035km)

後輩たちは私の走りを見たことが無く、
オヤジ連中からいつも伝説?だけを聞かされているので、
「花村さんって、本当に早かったんですか!?」
てな感じの疑問を抱きながらの目で私を見ている(笑)。
何人かの後輩はこの疑問を解決したいようで、
「日光のレース出ましょうよ!!2時間耐久!楽しいですよ♪」
と誘いがあった。

(一応、私は昔ロードレース国際A級で、バイクメーカーと契約して
お金を貰って、プロとして全日本選手権のTT-F1(750cc)や
鈴鹿8時間耐久レースなどでを走っていたのだ!)
https://www.eight-jp.net/blog/blog/2009/09/post-5c11.html
(昔書いたその当時のブログです。)

聞けば、
このレースはMFJのライセンスやサーキットの走行ライセンスも不要で、
誰でも出場ができるらしく、尚且つマシンの準備や整備、
出場の申込みから当日の運搬まで後輩たちがやるから
「当日は乗用車で気楽に現地まで来て下さい。」と云うのだ!

ここまで言われたら、流石にいつも口先だけで
昔の速さを自慢していた私も引っ込みがつかなくなった。
「じゃ、1回だけ遊びで出ましょ♪」と云ってしまった!! ^_^;

「まぁ忘年会の酔った席だから、みんな覚えて無いだろう・・・」
と、密かに期待して時は過ぎた・・・(笑)

3月中旬に伊藤君からメールが来た。
「マシンの手配は出来ました。第2ライダーは私(伊藤)で良いですか?
それとも知合いの誰かを指名しますか?」との事だ。
「遊びなんだから、経験のある君で良いよ!」と返事した。
(一応耐久なので、2人1組で交代で乗るんです。)

やっぱりこの計画は進んでいるんだ・・・f ^_^;
レースは4月13日の日曜日だという。
3月下旬に申込みが完了し、4月初旬にマシンがチームに届いた。

1週間前の日曜日にマシンと初のご対面をした。
ホンダの「スパーダ」と言い、4サイクルV型2気筒の250ccだ。
エンジンはほぼノーマルで、
保安部品(ライトやウインカーなどの公道を走るのに必要な部品)が
一切なく、マフラー、ステップ、シート、ハンドル、タイヤなどが
レース用に換装されている。
伊藤君が整備している途中で、
ライディングポジションを私好みに合わせてもらい、
当日の注意事項などを聞きながら心の準備を終えた。(笑)

続く

建物総合事業本部 副本部長 花村 忠昭