そうそう、今夜の宿を手配しなければ… で終わった前回のブログ。
実は、往きのバスの中で既に予約済みだったのです。
ロビーに薪ストーブのある、こぢんまりとしたホテルです。
明日は、念願のアルプスだ…と、はやる気持ちをおさえつつ今夜は一杯。
以前に来た時にゴンドラとリフトを乗り継ぎ最後は徒歩にてたどり着いた
八方池まで行ってみよう!きっと素晴らしい景色が迎えてくれるはず…
そんな妄想を抱きながら、いつの間にか眠りについておりました。
翌朝、部屋のカーテンを開けると、前日の妄想とは裏腹にどんよりとした曇り空。
窓から見えるはずの北アルプスの山々も、雲に隠れて見えるはずもなく。
やっぱり絶景は無理か…。と、少しテンションの低い朝を迎えたのでした。
昨日考えていた行程を変えた方がいいかな?と思い、
ホテルの方に今日の八方の天気や運転状況を聞き、
だめなら他のおすすめの場所を教えてもらうつもりで、フロントに行きました。
ゴンドラもリフトも通常通り運転していることを教えていただき、
それでも眺望が望めないなら他の所へ行こうかと迷いながら、
ホテルの方が見せて下さった地図を眺めていたその時…。
白馬とは少し離れた場所に、「山田温泉」の文字を見つけたのです。
思い起こせば山田温泉とは、
何と30数年前、高校の部活の合宿で訪れた思い出の場所だったのです。
地図を見るまではそのことは忘れていたのですが、
何としても訪ねてみたくなり、旅の最終地を山田温泉に決めていざ出発!
ゴンドラ乗り場までホテルのバスで送っていただき、
まずは予定通りゴンドラとリフトを乗り継いで、八方池を目指しましたが…
眼下に広がるのは雲ばかり。
この時点で僕の創作意欲はゼロ…今回スケッチは中止することにしました。
それでも、時折雲が流れる時にほんの少し垣間見えるアルプスに圧倒され、
夏の間に咲くかわいらしい高山植物に心癒され、
そして次なる目的地を目指し、少し早めに山を下りたのでした。
これから始まるノスタルジックな旅のきっかけを与えてくれたホテルの方に感謝…
ノスタルジックな旅は、次回のブログにて。
米軍事業部 課長 宇田川 政幸