私の休日の楽しみの一つとして野良猫を眺めるというものがあります。
晴れた休日、気が向くと原付で野良猫のたまり場に向かい、猫たちの姿を探します。
昔はやせこけ、目を病んだ野良猫が多かったのですが、最近の野良猫は地域猫と呼ばれ、地元の有志の方々が餌やり、食べ残しのかたずけ、糞尿の処理、去勢手術まで親身になって世話をされているので、昔に比べると比較的毛並みの良い猫が多くいます。
ほとんどの猫は人間の姿を見ると距離を取り、近づくと逃げるのですが、たまに人懐っこい猫がいて撫でさせてくれたりします。
ただやはり、猫をいじめて楽しむような輩もいるのであまり人懐っこいのも良し悪しだとは思うのですが。
何はともあれ、可愛い猫の姿を見ていると心が癒され、明日からまた仕事頑張ろうという気持ちになります。
そんな日々を送っていたのですが、去年の台風21号で近畿地方もひどく被害を受け、海岸部にある猫たちのたまり場も高潮にやられたとの報道。
台風が去ったのち、様子を見に行ったのですが、海岸はどこもひどくやられていて、立ち入り禁止のフェンスが張られています。
心配でやきもきした日々を送っていたのですが、復旧作業が進み、一か月程で海辺に近づけるようになりました。
もしかして、みんな流されていたらどうしよう。
そんな思いを胸に猫たちの居場所に行きました。
居ました、前と変わらず元気に暮らしています。
心の底から良かったあ、と思いが込み上げてきました。
心和む様子を見せてくれる猫たちと、お世話をしてくれるボランティアの方々に感謝。
【補足】
去勢済みを示す耳の切れ込みの形が桜の花びらに似ているということで、地域猫の事をさくらねこという呼び方をすることもあるようです。
建物総合事業本部 公下 修一
コメントを残す